Direct3D12 ゲームグラフィックス実践ガイド
2025年2月27日読了
Credit
Pocol. (2021). Direct3D12 ゲームグラフィックス実践ガイド. 技術評論社.
Summary
Direct3D12の基本的なプログラムやゲームグラフィックスにおける基礎理論を解説する本。
前半でテクスチャ付きのメッシュを描画できるようにC++コードを解説し、後半でリアルな描画ができるように理論とHLSLコードの解説をする。
Note
色々な参考文献と併せて読んだのでノートはない
Impression
大変・大変恥ずかしながら、これまで2次元のゲームばかり作ってきたために、特にPBRの知識が全くなかった。どころか、生きていればどこかで聞くかもしれないバンプマッピングすら知らなかった。そんな状態で「CGやっています」と言うのは愚の骨頂である。この本を持っていなければ(平たく言えば積んでいなければ)、ちゃんと3DCGと向き合おうとは思わなかったことだろう。それだけでも私に取って本書は有益であった。
本書のまえがき・あとがきにも書かれている通り、CGの本は今尚少ない。まず、紹介すべきことが多すぎる。すべてを紹介していては頁数が足りない。本書でも、環境マッピングなりシャドウマッピングなり半透明物体の扱い方なりdeferred renderingなりray tracingなり……色々な要素が不足している。それに、この手の本は、権威性を持たせようとするためか、すぐに理論の解説に走ってしまう嫌いがある。特に、画像処理系の理論に傾倒していると、「確かにその理論の上に成り立っているのはわかるんだけれど、リアルタイム性とトレードオフすると過剰なんだよなあ」とか「いつ使うんだよ」といった話ばかりになってしまう。その点、本書は理論を踏まえて実装を行うので、理論と実践の中間を取っており、タイトルにぶれない信頼がある。
■